なぜなら、エイトが正面からあたしに抱きついてきたから。 エイトの腕が、あたしの背中にまわり引き寄せられる。 「ちょっ、何するんですか!」 「寒いかと思って」 だとしても、これはない。 これはないよー!! エイトの呼吸が、当たる。 コーヒーの香りを残して。 「……なんでこんなことするんですか?」 あたしは気になっていたことを口にする。 今聞かないと、この先聞けない気がしたから。 「教えない。ヒミツ」 あーあくまでも仕返しする気ですか。