大嫌い

  朱莉side

 私は今泣いてる。

 妹を思ったら涙が出た。

 りーちゃんは私の隣に何も言わないでいてくれた。

 今は...慰められてもきっと冷たくしかできない。

 
 私が少し泣き止み始めたとき、私はりーちゃんの方を見た。

 するとりーちゃんは少し考えた顔をしてた。

 考えてると思ったら今度は納得したような顔になったり...

 その姿はとても妹に似ていた。

 そしてつい笑ってしまった。