写真部のフミナと別れ、カノンと僕は旧校舎と武道場へ向かった。
旧校舎と武道場の間にある非常階段に腰を掛ける僕ら。
部活まで時間がある時はよくここで話をするのである。
僕にとって幸せな時間であり、お気に入りの場所だ。
カノンにとってはどうなのだろう…
隣に座っている彼女の横顔があまりに可愛くて、ついつい見入ってしまう。
「何?」
「何でもない」
「もしかしてご飯粒とか顔に付いてる?」
「ついてないよ」
他愛もない会話に自然と笑みがこぼれる。
彼女の笑顔を独り占め出来たら…
カノンは…
好きな人いるのだろうか…
どんな人に惹かれ、
どんな仕草にドキッとし、
どんな言葉にキュンとし、
どんな事で安らぎを感じるのだろう。
旧校舎と武道場の間にある非常階段に腰を掛ける僕ら。
部活まで時間がある時はよくここで話をするのである。
僕にとって幸せな時間であり、お気に入りの場所だ。
カノンにとってはどうなのだろう…
隣に座っている彼女の横顔があまりに可愛くて、ついつい見入ってしまう。
「何?」
「何でもない」
「もしかしてご飯粒とか顔に付いてる?」
「ついてないよ」
他愛もない会話に自然と笑みがこぼれる。
彼女の笑顔を独り占め出来たら…
カノンは…
好きな人いるのだろうか…
どんな人に惹かれ、
どんな仕草にドキッとし、
どんな言葉にキュンとし、
どんな事で安らぎを感じるのだろう。