俺は――


お前にとっての、存在理由は何だ?



今、芹霞に触れたら、多分俺は暴走する。


だから――


俺はぎりぎりの処で心を殺していた。


芹霞の心を知りたい。


芹霞にとって――


俺は必要なのか、不必要なのか。


俺に言い続けてきた"永遠"は真実なのか、虚偽なのか。


俺の存在はただの…久遠の擬態だったのか。


"昔"に囚われる原因が、13年前に起因しているものか。


それを見定めたくて、俺はお前を此処に連れたんだ。


お前に問い質しても、きっとお前の真意は量れない。


お前が俺と目を合わせないのが故意的なのだとしたら。


お前だって覚悟はしているはずだ。


それが意識的にしろ無意識的にしろ。


俺は――

物分かりのいい大人じゃない。


そんな風にしたのは、お前の責任だ。



だから――


責任をとれよ?