凄まじい地響き。
立っては居られないほどの衝動。
私達が吹き飛んでしまいそうなくらいの、強大すぎるエネルギー放射。
目を開けていられないくらいの、闇と光が織りなすエネルギーは盛大すぎて。
それは寸分の狂いもなく、天地同時に発生し…地平にて衝突した。
場にいる私達の身が無事なのは、そのエネルギー統制が効いていたからだろう。
あの力で、制御出来るのは正に奇跡。
その奇跡が、不可能を可能に変えたんだ。
判る。
魔方陣破壊が、成功したのが!!!
見てみろ。
紫堂にはこんな凄い人間がいるんだ!!!
私は――
何処までも誇らしく
そして何処までも
爽快だった。

