来た。 恐れていた展開。 本当にこんな展開ってあるんだ、と 自分の中の冷静な部分が反応する。 私なんか口説いて何になるのか不思議でたまらない。 「暇なら遊ぼ。 ね? 別に手出さないし!」 そう言って彼は 自分の手をひらひらと 舞わせた。 軽い。 この人、 物凄く軽い。 私が小さくため息をついたその時だった。