BLACK&BLUE〜私を助けたヤクザ〜

抱きしめられたのはほんの一瞬だった。





「………幸せにな」





そう言って、弘さんはあたしを離した。



今だって十分幸せなのに…どうしてだろう?

あなたを求めてしまうのは。




「ねぇ、パパは一緒に帰れないの?よっちゃんのお家はママとパパとみんなで暮らしてるのに」





よっちゃんって言うのは近所のお家の光の友だちのこと。



光はずっとパパに会いたがっていて、今日だって本当に楽しみしていた。