BLACK&BLUE〜私を助けたヤクザ〜

あたしはただ鼓動だけが速くて動くことができなかった。





「…………雪乃?」





あたしの真後ろに立つ弘さんにはあたしの手にある写真に気付いたと思う。





「見たのか?」





あたしは頭を振ってうなずいた。





「気にするな。過去のことだ」


「……………」


「………雪乃」





弘さんは後ろからあたしを抱きしめてきた。