BLACK&BLUE〜私を助けたヤクザ〜

記憶が戻らなくてもいいと言われたけど、やっぱり戻ってほしい。



絶対、あたしは幸せだったと思う。



少なくとも弘さんと出会ってからの数ヶ月は。



朝目覚めると、弘さんはまだ横で眠っていた。



あたしはご飯の支度に取りかかろうと静かにベッドから出ようとすると弘さんに腕を掴まれた。





「飯はいい。今日は出掛けるぞ。支度しろ」


「はい」