BLACK&BLUE〜私を助けたヤクザ〜

それにしても、あんな写真未だに持ってるなんて……。



あたしはモニターの横のボタンを押して『はい』と答えた。



すると、モニターからでもわかるくらい勝ち誇ったような父親の顔が映った。






『雪乃?』


「なんですか?」


『会って話そう』


「話はないです。帰ってください」


『この写真を返しにきたんだ。開けてくれ』