「組長さん!A HAPPY NEW YEAR!」



「ふふ。あけましておめでとうございます」



1月1日、午前0時ピッタリ。



カレンダーをビリッと破って、でかい赤丸をつける紀一。


日本酒を水のようにがぶ飲みをする紀一の手をつかんだ。



「飲み過ぎなんだよ」



「いーじゃん、今日は騒いでも!」



組長は甘酒を飲んで、のんびりとしていた。


俺はコーヒーを飲みながら、テレビ番組を見ていた。



「クリスマス、3人で祝えなかったじゃん。慶のせいで」



「仕事があったんだよ!」



約束してたクリスマスパーティーに出れなくて悪かった。

でも、仕事があったんだ。


その日に終わらせなきゃいけない仕事が!