気味の悪い雄叫びを挙げて、"バケモノ"が現れた。 微かに香った"血"の匂いに、ドクンと心臓が音を立てる。 その音は静まるどころか、全身のあらゆる血まで共鳴する。 「………目覚めたか。」 千景の声に、あたしの"何か"が変わった気がした。 ……ううん、確かに"変わった"。