「きゃぁ…かわいい。」 真っ白のエプロンと黒のひらひらスカートが体にまとわりつく。 う・…気持ち悪い。 「あー。 海子ちゃんだぁ!」 嫌な声と共に足音が聞こえた。 その足音は徐々に近づいてくる。 「…こんにちは、先輩方。」 「いやぁ…、メイドやんの? 俊もよく許したね。 俺、ぜってーに行くから。」 「俺も、俺も!!」 一方的に話して、盛り上がっていく豊くんと誠也くん。 こう見えても、一応。 ・…先輩。