「お前らぁ聞いているのか! っつーか、海子はなぜ泣いてんだ?」 すいませーん。 心の中で謝っていた。 そしていつのまにか話もおわっていて、 「おい、行くぞ。」 トランクをひいてバスへつめこんだ。 片手はトランク、片手は俊の手。 すっごく幸せ~。 「入れた?」 「うん!」 トランクを入れて小さなカバンを持つ。 俊はてぶら。 ケータイと財布をぽッけにいれればいいという考えだろう。