「ただの弱虫だけどね。 あたし…妊娠が怖いの。 ほら、昔の彼との間に出来た子を私流産したでしょ。 それからかな。 お腹の中に子供がいるっていう事を感じたくないの。 だって…1度流産したら。 子供はできにくい。 また流産しやすい。 もう…誰も殺したくないっっ!!」 ずっと見て来た。 優加の苦しそうな姿を、私は傍で見て来た。 優加は私と姉妹のようだ。 優加のお母さんは早くに亡くなっていて、今はお父さんと2人暮らし。 幼い時に母の死を体験している優加にとって。 “死”はとても苦しい一言。