過去…か。




過去でも私だもんね。



「2人は赤い糸で結ばれてる。
大人の恋じゃない。
大人の恋なんだから…-。」



大人の恋。




私はチラッと俊を見た。




楽しそうに男子とじゃれて笑っていた。




あたし、最近。




俊を見ていないかもしれない。




寂しい想い…させたかもしれない。



「通じ合ってからが難しいよね。
恋って…。
スキとかさ、愛してるとかさ。
そんな事以上に強い想い。
一緒に居たい。
…それがとても難しいから。」