―――現在、高校生。 天国にいるお母さん達を悲しませないように、 必死で勉強して、なんとか合格した、某名門校。 お母さんとお父さんが恋に落ちた高校でもある。 だから、私は合格が決まった時、柄にもなく涙を流した。 いつもより早く目が覚めた。 「……私は、今日も生きてる」 そう呟くのが、今では日課となっている。