猛獣に射抜かれる様な愛



「な、何をするんだっ?!君達ワシが誰だかわかってるのかっ?!」




中年男はその場に立たされ連行されて行く…



残った二人の男の内一人はビデオカメラと転がっている注射を押収しボストンバッグの中身を確かめる。



もう一人の背の高くガッシリとした体格の如何にも冷たそうな目をした男がこちらへ向かって来る。




「お前…頭悪い女だな」


「はい?」


「…早く服着ろ」




その男はえらくドスの効いた低く響く様な声で言葉を投げかければ枕を退け私が隠し持っていた銃を手に取った。