怪我してよかった! 入院してよかった! ばんざい! ―――……。 「くん…うじくん…、龍慈くん!」 ハッとなって辺りを見ると 俺はTシャツをまくりあげている 途中だった。 なぜに? 「もお…ボーっとして…。 せんせー独り言言っちゃったよ」 …ああ。 診察だ。 美人さんがいるもんな。 とかいって。 「鼻の下のばして…またえりちゃんの事?」