千里が校庭を見て言った。

その先には・・・・・瀬川。

「いいの?言わなくて・・・。」

千里が私の顔をのぞきこんだ。

「私・・・・・ちょっと行ってくる・・・!」

千里は優しく笑って見送ってくれた。私はまっすぐ迷わず、走った。