模擬挙式の日も聞き、兄貴と奥さん、お礼を言いたく俺も行く事にし何故か両家の親も行くと言い出し大所帯で行く事になった。





家族総出でなんてうちだけかと思ったらそうでもなくて、3・4組はいた。





席に案内されたが、なんだか居心地悪く俺意外はまだかまだかと待ち遠しくソワソワしていた。





やがて、照明が切り替わりウエディングソングが鳴り始める。





後方の扉が開き、様々なデザインのウエディングドレスを着た女性がゆっくりとした足取りで赤絨毯の上を歩いてくる。





膝丈ぐらいのドレスもあれば、絨毯の上を引き摺るほど長いドレスもある。





十数名の女性が入場し、最後尾には見覚えのある女性がいた。





色んな角度から見えるようにと、女性達はあちこちと会場を歩き回り、手に持つブーケを各テーブルに座るもうすぐ花嫁になる人に渡して行く。