「蘭子ちゃん…今日会いに行くの?」 「うん…行ってくる自分の気持ちに素直にしたがってみる!だって会いたいんだもん♪」 「蘭子ちゃん…」 まみは複雑な心境だった。 目の前の蘭子は今までで一番輝いて見える。 こんなに感情を表に現すことなんて一度だって無かった。 大人っぽくて、常に冷静で頼りになる存在の蘭子。 その蘭子が今、自分の目の前で可愛く見えている。 正に恋する乙女…