エレベーターに乗り3階へと上がる。 ここが京介の仕事場らしい。 「こっち…」 先を進む京介が振り返り手招きする。 受付の前を通り、通路の一番奥の部屋の扉を開ける。 「あっ…いい香りー♪」 ふわっと甘ーい香りに包まれる。 「だろっ?蘭子は甘い物が好きだろうと思って…お詫びがてら連れて来たって訳」 ドキン…いきなり呼び捨てやっぱ慣れてる男は違うな。