そんな訳で、朝から囲まれたり質問されたり疲れた。


「ノンー弁当くれ。」


「さっきパン食べてたぢゃん!」


「たらねー。ちょっとくれ!豚になるぞ?」


相変わらずのライは
私が困ってるのに興味ないらしい。



こっちはずいぶんな目に会ったのに…



「でも希美チャンスぢゃない?」



「何が?」



「希美彼氏いないぢゃん?だから~こくられたりするかもよ?」



「告白?そんなのあるわけないぢゃん!だいたい私がマドンナとかあり得ないし!」



「だって彼氏いらないの?」



「まぁいらなくはないけどー。」



好きな人だっていないもん。
まだいらないよ。


「ノンに男なんて無理だろ…」



「は?何で?」


「だってヨダレ垂らして寝てたし……」


「もう!またその話!」



「だいたいノンに似合う男はこの学校には居ねえ~」


フッと笑い呑気にタバコをすうライ。



ちょっとは女として見てくれたっていいのに~