「で、土曜日デートするんだ？」

「・・まあね。」

「ねぇ。珪の事もう忘れた？」

「・・ううん。多分きっぱり忘れるのは無理だと思う。

　気持ちも伝えず終わったからね？」

「そうだよね。」

　あせらないで。と梨恵は言う。

　でも早く珪を忘れないと俊が...

「梨恵ちゃん♪愛璃♪おはよう。」

「魅麗ちゃん。おはよう。」

「・・魅麗。おはよう」

　私今ちゃんと笑えてた？

「梨恵ちゃん。愛璃と話がしたいんだけどいい？」

「私はいいけど...」

　そういって梨恵は私の方を見た。

「・・私俊に用事あった！！魅麗。悪いけど・・今度！！」

「・・わかった。」

　いつまで避ければいいんだろう。

　素直におめでとうっていえない私。

　そして俊への罪悪感。

　珪への思い。

　もう・・・大変だぁぁぁ！