「保健医の、天宮緋月ですけど…?」 「ああー。高校生か」 体を横に向けながら、そう言った。 …この声 …この高さ …この言い方 これってさっきの、裸の男子!? 叫びそうになるのを抑えながら、あたしは指をさす。 「あ、あ、あんた…!」 あれが制服着たら…こうなるっ!? いや、そんなことはどうでもよくて!