「ってかお前、"優花ちゃん"って…。」


「それは優花ちゃんが、私名字で呼ばれるのあんまり好きじゃないんだー、って。

でさ、優花ちゃんって呼んだらちょっと赤くなってて、めちゃくちゃ可愛かった!」



なんだよ結構いい感じじゃん!!俺のお陰じゃないか?



「でさー、お前はどうなの?


ハルと。」



「は?なんでそこでハルが出てくるんだよ!」



いきなり何言ってんだ、タケ。



「何言ってんのお前。」


このセリフ、本日2回目!!しかもさっきより冷たい。


「今日だって、二人で一緒にグラウンド出て来てただろ?
しかも楽しそうに。

タカヤがあんなに女子と楽しそうにしてんのあんま見ないし、

イチャイチャしてるようにしか見えなかったし、

てっきり好きなのかと思ったけど。」



「え、そう見えたの?タケの目には俺がハルのこと好きそうに見えたの?」


「そうだけど?見えましたけど?」