「さぁ、帰ろうぜ」 「…うん。」 そういって廊下に出て、玄関に向かって歩き出す。 あ…!あれって… 前から歩いてきたのは、暁音ちゃんだった。 資料を見ながら歩いていて、私たちには気付いていないようだった。 「暁音ちゃーん!!」 と、隣にいたタカヤが声を掛けた。 「えっ!?」 バサバサー 持っていた資料をきれーに落とした暁音ちゃん。 「暁音ちゃん、ドジー!!」 「高橋くん、びっくりさせないでよ!もぉー中島さんも!」 えっ!何で私も? 一緒に資料を拾い集める。