確かに、ラルフに愛された翌朝は、動くのが億劫になる。
酷い時は、全身筋肉痛のように体が悲鳴を上げる時もあるし。
鉛のようにベッドに体が沈んで、起きられない時もある。
けれど、今日は思いの他、体が軽い様だ。
ダンスレッスンがある事を知っていたくらいだから、昨夜は、ラルフなりに加減をしてくれたのかもしれない。
「私、動けるわ……ッ!」
そう言って、スッと立ち上がるが…
前言撤回。
やはり、腰に鈍い痛みが走った。
「シェイリーン様、無理はいけませんわ。それに、今から食堂に行っても、誰もいらっしゃいませんし。どこで食べても一緒です。」
そうよね…もう10時だもの。
食堂に行っても誰もいないわよね…
「今日は、こちらで食べて、午後まで体をお休めください。」
モニカの言葉にコクンと頷き、素直に座る。
それに安心したモニカは、ふわりと微笑み、少し遅めの朝食の準備を再会したのだった―――

