偽りの結婚(番外編)





嬉しそうに頷くシェイリーンに、ラルフは苦笑する。


仕方ない・・・こうなったら、とことん見せてやるさ。

この男に、そして、このホールにいる全ての者に。




そして、ラルフはふっと笑い、シェイリーンの前に跪く。




―――瞬間、今までの喧騒が嘘のように静まり返るホール。

ホールにいる全ての者の視線が二人に集まった。



ラルフは、あたふたとするシェイリーンの手を取り、口づける。






「我が最愛の妻よ。一曲、お相手していただけますか?」




シェイリーンにしか見せない、蕩けるような笑みを見せ、ラルフは言う。



「はい・・・。」

シェイリーンは、赤くなりながらも、承諾の言葉を口にする。

ラルフは、ふっと笑いながら立ち上がり、シェイリーンを引き寄せる。

すると、二人を待っていたかのように流れ始める音楽。




これは・・・