どうせ、伯爵令嬢上がりのシェイリーンが妃になったくらいだから、自分の娘も見染めてもらえるだろう、などと考えているんだろう。
シェイリーン以外の女性など、冗談じゃないが・・・
側室など、取る気はない。
そう言っているのだが、こうしてチャンスあらば、アタックしてくるその意気込みだけは感服する。
しかし・・・・
「申し訳ございませんが、私には最愛の妻がおります故、それはお断りします。」
やはり、熱っぽい視線を向ける令嬢とは踊りたくはない。
シェイリーンに誤解を与えたくなかった。
例え、シェイリーンが社交界の場、と割り切っていても、避けれるものは避けたい。
何より、自分がシェイリーンに不安を与えたくはないから。
「それに・・・」と、ラルフはふっと極上の微笑みをその家族に向け・・・

