キラキラしたシャンデリア。
ふりふりで長ったらしいドレスで着飾った女の人たち。
嘘を振りまく大人たち。
僕はパーティーが嫌いだった―――
「レオ!レオ!」
僕の名を呼びながらはしゃいで走ってくる双子の片割れは違うみたい。
あーあ、あんな走り方して。
モニカが見たらきっと嘆くね。
「どうしたの?レナ」
心の中で思ったことは口に出さず、笑顔で応える。
「あっちにね、たくさんお料理あるよ。お腹すかない?」
「少し」
と言ったものの…レナの提案に今まで何ともなかったお腹が何か口にしたいと訴え始める。
お昼は不覚にもはしゃいで食事どころではなく、レナも僕も遊びに夢中だった。
アリアお姉ちゃんが帰りの車で食べてね…と軽食を持たせてくれたけど、二人して眠っちゃったからね。
「レナはもう食べたの?」
「ううん、まだ。レオと一緒に食べに行こうと思って」
当然のごとくそう答えるレナ。
先に食べればいいのに、律儀にも待っていてくれたんだ。
「そう。じゃぁ行こうか」
うん!と元気よく返事をするレナの手を取って、ホールの隅に移動する。

