「どうしたの?」
「たまには奥さんも甘やかせてあげないとと思ってね」
微笑みながら髪を撫でるラルフに子ども扱いをされたと思うも、顔を赤くしてされるがままになる。
結局のところ私もラルフに甘えたかったと言うことだろう。
大人しくしていた私にラルフはそっと囁く。
「シェイリーンも寝ていいよ。まだ眠いんだろう?」
確かに今日は朝から誰かさんに身体を酷使されてくたくた。
双子のパワーに振り回されて疲れはピーク。
もともと体力のない私はノルマン家に着くなり椅子に座りこんだのだった。
久しぶりのアリアとの再会だったのに、アリアも双子たちに振り回されっぱなしで。
ちょうどノルマン家へ来ていたルークも双子の遊び相手になっていた。
大人4人でかかっても遊びたい盛りの双子にはかなわなくて、私は帰りの馬車でいつの間にか寝ていたというわけだ。
「眠くないのか?」
ラルフがクスッと笑いながらそう聞く。
「眠いけど…」
「大丈夫、王宮に着くころには起こしてあげるよ。だから安心して眠っていい」
心地よい声にまた眠気が襲ってくる。

