偽りの結婚(番外編)




ホールに流れているのは、社交界では難しい、と言われているダンスの曲。

リズムも早く、ステップが難しいことで有名な曲だった。



シェイリーンも、妃の嗜みとして、ダンスは習っていたが、完璧ではない。

ダンスの練習にはいつもラルフが付き合ってくれて・・・

下手な私に、嫌な顔一つせずに、練習に付き合ってくれ、私も上達したと思っていた。





今日までは・・・

あれだけ練習したはずなのに、全く持って上手く踊れない。

先程から、フロアで踊っている他のペアにあたりそうになったり、相手の足を踏んでしまいそうになる。

今日、改めて、ラルフのリードがいかに上手かったか分かった。



私のダンスが上手くなったわけではなかったのね・・・

もっと、頑張らなきゃ。

心の端で、少し落ち込むシェイリーン。