偽りの結婚(番外編)




「えぇ。なんでも今回の各国王族を集めてのパーティーには裏があるらしいですよ。」

「裏って?」



目をぱちぱちとさせて疑問符を浮かべれば、モニカが悪戯っ子のような笑みを浮かべる。




「ソフィア様が婚約宣言をすると噂しているんです。」

「婚約ッ!?」


「はい、しかも逆プロポーズですの。」


私の驚いた声に、モニカが楽しそうにそう言う。




もしかして……

ううん、もしかしなくてもお相手はあの方よね。




身分違いの彼――――


ソフィアさんは自分よりも身分の低い人と付き合っていた。

私たちと逆ね……

ラルフの場合、自身が王族だったため、身分の低い私を王宮に迎えるのは難なくできたけれど。

ソフィアさんは女性。

王族の女性が、身分の低い男の人を王宮に迎えることは出来なかっただろう。




きっと私たちよりも乗り越えるべき壁が多かったはず…

けど、そんなソフィアさんがついに婚約。