偽りの結婚(番外編)




「色気なんてまるでないでしょう?」


色気がないだって?

それならさっきまで振り回されていた自分は何だというんだ。

はぁ…とため息をついて「そんなことない」と言おうとした時。

シェイリーンが悪戯な瞳をして下から覗きこんだかと思えば…





「溜まってたら外で晴らしてきても良いですよ?」


シェイリーンの口から出たとは思えないような言葉に、一瞬目を見張る。



そして…――――――



「へぇ……」


スッ…と冷える空気。

明らかに変化を感じたシェイリーンは慌てて口を開く。




「な、なんて…じょ…んんッ!」


冗談だと言いたかったのだろうが、それは口を塞いだことで途切れた。

プラチナブロンドの髪ごと頭を引き寄せ、固定する。

そして、荒く貪る様な口づけを降らせた。




「んぁ……ラル…ンンッ!」


苦しさから酸素を求めて開いた口を逃さず、荒々しく咥内を蹂躙する。




久しぶりの柔らかい唇を味わうように深く…

抵抗するシェイリーンを押さえて、奥底まで。



最初は胸を叩いていた手も今や添えられるだけで、力なく服を掴んでいた。

どれぐらいそうしていただろうか、一人満足した後リップ音を残して唇を離す。