偽りの結婚(番外編)




シェイリーンも、男たちが本に興味があることは考えにくかった。

けれど、ベルナルドの誕生会での男たちのような強行に及ばれないので、下手に動くことも出来ない。

現に、男たちは隣に座っているだけで、何もしようとしてこない。



もしかして、本当に本の話をしたいだけ…?



「マリナさん、大丈夫よ。」

考えにくいとは思うが、男たちの目的が分からない今は、相手をする他ない。

マリナに、ニコリと微笑めば、本当に大丈夫なの?という表情で見つめられる。



「シェイリーン様は分かっていらっしゃる。」

シェイリーンは、我慢して、会話を続けることにした。






数分後―――――

シェイリーンの周りには、つまらなそうな顔の男たち。

あれから、彼らのご所望通り、本の話をした。

けれど、彼らはこちらの話に同調するばかりで、自分たちの好きな本について語ろうとはしない。

それだけで、彼らが本が好きなわけではないことが分かった。