偽りの結婚(番外編)




「気易く名前で呼ばないで。」


良い関係ではなさそうだけれど・・・



「おー怖い怖い。マリナはいつもこうだ。」

「シェイリーン様みたいに、ちょっとは女らしくすれば可愛げもあるのにな。」

マリナが憤慨しても、気にも止めていない様子の男たち。



「余計なお世話よ。さっさと他へ行ってちょうだい。私たちは楽しくお話してるんだから。」

マリナも、その扱いに慣れている様子で、男たちをあしらおうとする。

すると、男たちは、その場にいたマリナの友人たちをザッと見渡し、口を開く。



「また本の話しか?」

「そうよ。貴方たちは興味ない分野の話よ。」


確かに・・・見るからに興味がなさそうだ。




しかし―――――

「そうでもないぜ。」

一人の男が、なっ?と仲間に問いかければ・・・


「あぁ、是非シェイリーン様と本の話をしたいねぇ。」

そう言って、シェイリーンのすぐ隣に来た。