「食欲がない時でもいつもスープは飲まれるのに。」
モニカが心配そうにそう言う。
その通りだった。
今までは食事を取らないと心配されるので、スープだけは飲むようにしていた。
けど、今日はそれもままならない。
食べる気はあるのに、身体が拒否するのだ。
「何だか胃が受け付けないみたい…」
「そうですか…仕方ないですね。」
スープの入ったままのカップを返せば、モニカが残念そうに受けとる。
その顔を見て罪悪感が募る。
きっと私を元気づけようとしてこんなにたくさん用意してくれたのに。
「ごめんさない、せっかく作ってくれたのに。」
「いいえ、それよりも本当に顔色がすぐれません。体調が悪いのでしたら無理なさらないで下さいね。」
それでもやっぱりモニカは優しかった。
「ありがとう。今日の何も予定がないからゆっくり休むわ。」
本当は書庫に行きたかったけど…
「分かりました。では、食べれるようになったらお呼び下さい。」
そう言ってモニカは朝食を片づけ、寝室を後にした。
ギシッ……―――――
今しがた起きたばかりだというのに、再びベッドに身体を沈めた。
……今日は本当に書庫に行くのは無理みたい。

