偽りの結婚(番外編)




ほらやっぱり、という顔をしている。



これが、マリナさんの言うラルフの独占欲というわけね・・・


けれど、あれは独占欲というのかしら?


友人と話しているだけにすぎないのだから、独占欲がわくはずもないのが普通だ。


実際、ラルフは止めに入ってこないし・・・



そもそも、全ての男性が自分に恋愛的好意を持っているわけではない。

ラルフもいい大人なんだから、そんな小さなことで動かないわ。



そう考え、シェイリーンの中では、あれは独占欲に入らないと断定したようだ。




マリナに、“あれは違うわ”と伝えようとすると―――





「あれー?そこにいるのはシェイリーン様じゃないですか!」


マリナでもない、この場にいるマリナの友人でもない、第三者の声によって妨害された。
声のする方へ向けば、見たこともない男が数人。