偽りの結婚(番外編)




「シェイリーン、顔を上げて。」


顔を上げたシェイリーンの前に、それを持ってくれば…





「これは……?」

「エメラルドだ。」


それはシェイリーンへの3つ目のプレゼント。

大きなエメラルドの石が特徴的なネックレスだった。




「きれい…」


目の前にあるネックレスに感嘆の溜息をつくシェイリーン。

それもそのはず。

これは、特注で作らせたものだった。

楕円形にカットしたエメラルドを小粒のダイヤモンドが囲み…

チェーンの部分にもダイヤモンドをあしらわせた。





「これ…わたしに?」

「他に誰がいるんだ?」


シェイリーンの問いにクスクスと笑いながらそう言う。




「けど、こんなにプレゼントを貰って、悪いわ。」


腕の中のシェイリーンが振り返る。




「そんな事気にしなくてもいい。僕があげたいんだ。」


本当はもっといろんなプレゼントがあった。

だが、こう言う事を予想していたから自粛したんだ。




「ほら…前を向いて。つけてあげよう。」


そう言えば、「ありがとう」と言いながら前を向く。