偽りの結婚(番外編)




ギシッ……――――


シェイリーンをベッドの端に座らせ、浴室から持ってきたタオルで髪を丁寧に拭く。



「ちゃんと乾かしたのかい?」


後ろから髪を拭きながら声をかける。

髪はまだ随分と濡れていた。




「乾かしたつもりだったけど…早く戻りたくて。」

「ッ………!」


それは反則だろう…ッ。



「嬉しいが、風邪を引くぞ。」


込み上げる衝動を、何とか抑えた。

見つめていたのがシェイリーンの後ろ姿で良かった…

この状態で目を見られながらそんなことを言われると、理性を保てる自信がないからな。

随分と脆くなった理性に内心苦笑していると…




「ごめんなさい…」


シェイリーンが叱られた子供の様に項垂れる。

すると、渇き始めた髪がサラッと横に流れ、露わになる白い首筋。

不謹慎に湧き上がる欲を抑え、枕の下に隠してあったものを取る。



そして…―――