偽りの結婚(番外編)




「本当に!?本物!!?」

あの・・・と言いそうになったところで、弾かれたように一人の女性が興奮してマリナに詰め寄る。



「もちろん、本物よ。今日はソフィア様がラルフ様とシェイリーンさんを招待していたの。」

「本当に・・・友達だったんだな。」

口々にそう呟いていることから、マリナと自分が友人関係だと言うことを信じていなかったらしい。



「だから、そう言っていたじゃない。」

マリナは少し怒った様子で言う。



「マリナさん、こちらの方々は・・・。」

状況が読めないシェイリーンは、マリナに説明を求める。

すると、マリナは、あっいけない、と言うような仕草をして、口を開く。



「紹介が遅れてごめんなさい。この人たちは、私のサロンに集まる友人たちよ。」

紹介された友人たちは、ニコニコとシェイリーンに笑顔を向ける。



「マリナさんのサロン?」

「えぇ、そうよ。文学好きの令嬢や子息が集まるサロンなの。」

文学と聞いて、パァッと笑顔を見せるシェイリーン。