偽りの結婚(番外編)




あのアリアが恥ずかしい……か。

本当に、フフッ…と耐えきれない笑みが浮かぶ。

きっと、長く付き合っているルークとの結婚だからそう思ったのね。

今まで、幼いころからの付き合いで、お互いの家を行き来して。



その関係がまさに夫婦そのものだったから…

きっと、自分がいざ結婚するとなったら、ルークとの関係が変わりそうだと思ったんじゃないかしら。


やはり、女性にとって結婚は特別。

あの時は分からなかったけれど、ラルフを愛する今ならその気持ちも分かる。

そして、アリアが私に言いだせなかった理由も…




「おめでとう、アリア。」

「ありがとう、シェイリーン。」

ほんのり頬を染めて、黙っててごめんね…と言うアリア。

良かったわね、ルーク。

貴方、ちゃんと愛されているわ。



「それで?式はいつなの?」

微笑みながらアリアに向けば、もう勘弁して欲しいとでも言いたげな表情。