それから――――
始めはゴタゴタだったものの、誕生日パーティーは滞りなく進められた。
部屋に入った時は、花言葉の意味とアリアの突進で気付かなかったけれど…
部屋には私の大好きな花が花瓶に活けられ。
中央には、4人が囲めるくらいのテーブル。
そして、その上にはノルマン家の料理長が腕を振るってくれた豪華な料理があり…
その傍らのテーブルには、まるでウェディングケーキに使われるのではないかと思うくらいの大きなバースデーケーキがあった。
あれから、豪華な料理に舌鼓を打ちつつ、お互いの近況報告をし合った。
「ネイル王国でそんな事があったのね。」
ニヤニヤと嫌らしい笑みを浮かべるアリア。
ちょうど今は、ネイル王国で巨大迷路に迷った時の話をしていた。
ついでに、ラルフとガーネットさんの事も…
「シェイリーンも大人になったわねぇ。立派に嫉妬までしちゃって。」
「なっ……違ッ…わなけど……」
かぁ…と赤くなりながらアリアの言葉を肯定する。
この話をアリアの前で言うのは失敗だった。
「あら、やっぱりまだ子供かしら。」
私の反応を見たアリアは、苦笑いしながらそう言う。
「アリア、シェイリーンをからかうのはやめなさい。」
横から助けてくれたのはベルナルドだった。

