偽りの結婚(番外編)




二人は呆れ顔で私達の方へ来た。



「お兄様、ルーク、今は久々の再会なんだから邪魔をしないで!」

まるで子犬がキャンキャン吠える様に二人に食ってかかるアリア。




「僕たちの方が久々の再会のはずだが?」

ベルナルドがそう言えばアリアはうっ…と言葉に詰まる。

それもそのはず…

アリアとは久々の再会といっても、ベルナルドやルークよりも会っている方。

なので、ベルナルドの言葉には言い返す事が出来ないというわけだ。



「女は幾度会っていようと、久々の再会なんですっ!」

舌戦では勝てないと悟ったのだろうか…アリアは、変な事を口走り始める。

それをハイハイ…とルークがあしらうのはいつものこと。

私の体からアリアを剥がす動作などは手慣れたものだった。



「フフッ…皆変わらないわね。」

そう言って微笑むと、全員の視線が集中し、固まる。

そして、次の瞬間にはルークがアリアの拘束を解き…

ふわりと皆が穏やかな笑みを浮かべる。



その場は一瞬にして、久しぶりに再会した友人たちの笑顔で溢れた―――