偽りの結婚(番外編)




「久しぶり!」

相変わらず元気いっぱいのアリア。



「なんだか顔が赤いわね?どうしたの?」

うっ……さすがアリアだわ。

ふわふわと柔らかな容姿に似合わず、洞察力の鋭いアリア。

一つの変化も逃さないのは、感心するけれど…




「な、なんでもないわ!」

こんな時にまで発揮しなくても…と思いながら、笑ってごまかす。

わざとらしい笑みに、容赦ない琥珀色の瞳が光る。

あやしいわ……と小さく呟き、本格的に怪しむアリア。

この事態をどうやって切り抜けようか考えていると…





「アリア、その辺にしておくんだ。」

「あまりしつこくするとシェイリーンに嫌われるぞ?」


横から入って来る声。




「ベルナルドさん!ルーク!」

視線の先にいたのは、アリアの兄ベルナルドと、アリアの婚約者ルークだった。