偽りの結婚(番外編)




しかし、当たらずとも遠からずな内容なだけに、後に続く言葉が出ない。


多分、ソフィアさんの偏見も入っているのだろうけど・・・

ソフィアさんやマリナに、そう思われて疑われないラルフって・・・


軽く項垂れるシェイリーンだった。



けれど、あれは独占欲というよりかは・・・

「マリナさん、ラルフのあれは独占欲じゃなくて、過保護なだけなの。」

確かに、男に近づくなと言われたり、絡まれても相手にするなと言われたけれど、それはあくまで注意の範囲。


「私がいつもフラフラとしているから、ラルフも気苦労が絶えないのね。」

マリナはまだ納得していないようで、じーっと見つめていた。


「シェイリーンさんって、本当に鈍感なのね。ラルフ様の気持ちも分からなくもないわ。」

「マリナさんまで、ソフィアさんと同じことを言うのね。」

私も今年で二十歳だし、もう良い大人なのに・・・

いつまでたってもラルフがくっついているから、皆がそう思うのかもしれないわ。