偽りの結婚(番外編)




「まぁ・・・そうなんだけど・・・。」

ラルフ王子に恨まれそうだわ・・・ごにょごにょと小さい声で呟くマリナ。



「大丈夫よ?ちゃんと許しを貰って来たから。」

「けれど、あのラルフ王子でしょう?ソフィア様から聞いているわ。」


・・・・?

ソフィア様は、一体マリナさんにラルフがどういう人間だと言っているのだろう。

ラルフを放ってマリナに会いに来たと行った時の変貌ぶりから、何か誤解があるのではないかと思うシェイリーン。



「ソフィアさんは、ラルフの事を何と・・・?」

思ったままの事を尋ねてみると、マリナは恐々と話し始めた。


「ソフィア様は、ラルフ様を独占欲の塊だと言ってました。シェイリーンさんを奪う者は男であろうと女であろうと我慢ならない男だと・・・。」

「なっ・・・!」

マリナの言葉に、耳まで赤くするシェイリーン。

そんなことを聞いて、恥ずかしがらない方がおかしい。