ピカッ……と空が明るく光ったと思えば…
空気を切り裂く、バリバリと言う音の後に――
ドンッ――――――
遂に、雷が落ちた。
「ッ…………!」
瞬間…――――
ウィリアムを追いかけていた足がピタリと止まる。
「うわぁ…あれは近いな。」
ウィリアムが雷の落ちた方向を見ながら呟く。
しかし、こちらはそれどころではない。
足が地面に張り付いているかのように一歩も動かず、雷の音に、カタカタと体が震え始める。
「…ん?シェイリーンさん……?」
後ろを追いかけている筈の気配が消えたことに気付いたウィリアムがこちらを振り返り、訝しげな表情をする。
そして、タッタッとこちらへ駆け寄り…
「どうしたんだい?」
雷が苦手だと言う事を知らないウィリアムは、当然の様にそう聞く。
「私…雷が苦手で……。」
言っている傍からも、空では雷がゴロゴロと地面に落ちる頃合いを見計らっている。

